おむすびハウス三鷹は、人と人とを結ぶサロンをめざしています。
自宅敷地内に築45年の鉄筋コンクリートの空き家がありました。
壊すにはもったいないと思い、活用法を考えていました。
昨年、杏林大学井の頭キャンパスで開催された講座や三鷹市社会福祉協議会主催の講座を受講し、ステキな
知り合いの方々との出会いの中で、空き家のことをお話ししたところ、その場を活用して地域の交流サロンにしようということになりました。
建物は、学校仲間で建築専門家のお二人とご相談しながら、地元で知り合いの建築会社依頼し改築できまし
た。家だけでなく、父が使用していた家具も再利用しています。
また、ボランティアセンターや地域包括支援センターなど関係者のご協力をえて、交流サロンを運営するボランティア組織を発足させました。「人と人とを結びつける」ことができるようにとの思いから、家の名前を"おむすびハウス"、サロンを運営する会を"おむすび倶楽部友の会"に決めました。
おむすびハウスは、少子高齢社会の課題でもある、介護、認知症予防、子育て応援、多世代交流などをめざ
し、老後も子育て中も地域の中で孤独とならないように地域の居場所サロンづくりをすすめていきたいと思っています。
●むすびハウス利用者人数 延べ2万人になりました
お陰様でおむすびハウスの利用人数の累計が延べ2万人になりました。
2017年秋に、自宅敷地内の空き家をリフォームして、地域の仲間の皆さんと始めた「おむすびハウス」は、今月、2万人となりました。
先週5月20日(土)のミニ音楽会で、2万人目にいらした方、そして、その前後の方に、記念品をお渡し、ちいさなサプライズをしました。
振り返ってみると、市民ボランティアの手作り運営で行っているので、資金もない状態で、当初、1年続くのかしらと正直、心配していました。さらに。試行錯誤しながら、運営委員やボランティアの皆さんのアイデアと得意分野を発揮しながら、やりたいこと、できることをしていって、約2年目には、来訪者も1万人となりました。
盛り上がりを見せた後、この3年は、コロナ禍のため、活動も自主縮小せざるを得ず、一時は継続も危ぶまれました。でも、ボランティアセンターや包括支援センターなど市の関係機関の支援協力も得ながら、感染状況が落ち着き、参加者も増えてきて、気がつけば、あっという間に、こんな大勢の方に来ていただいていたことに、大変驚きました。
最近では、参加者同士のおしゃべりもたいへん弾み、うれしいことに、活動後の片付けやお掃除も、皆さんで一緒にしていただいています。
プログラムを企画、運営しているスタッフもイキイキされていて、参加されている皆さんの楽しそうな様子や笑顔を拝見していると、顔が見える地域、つながる居場所づくり、交流の場づくりの大切さ、そして継続して行くことの意義をますます痛感しています。
これからも、無理せず、みなさんが負担なく継続できるような活動を続けていきたいと考えています。引き続きよろしくお願いします。 藤原 雅子
●内閣府「令和3年度エイジレス・社会参加活動事例」の社会参加章の受賞にあたってのご挨拶
初秋の候、皆さま方におかれましては、ますますご清祥のことと存じます。
日頃より、「おむすびハウス」の活動に、温かいご支援、ご協力いただき感謝しています。
さて、この度、三鷹市のご推薦をいただき内閣府の「令和3年度エイジレス・社会参加活動事例」の社会参加賞の受賞をいただくことになり、こうして皆さまにご報告とお礼のご挨拶ができることを大変ありがたく思っています。
2017年10月に、杏林大学や三鷹市社会福祉協議会などの社会人講座で知り合った皆さんと、地域の居場所サロン・交流の場の「おむすびハウス」を立ち上げ、この秋におかげで丸4年となります。当初より試行錯誤を繰り返してきた運営ですが、次第にプログラムの種類や参加者も増えて、2年後には利用者が延べ1万人を超えました。その後、昨年これからという時に、新型コロナウィルスのまん延で緊急事態宣言が発出され、活動をお休みしたり、規模縮小のうえ再開したりと、断続的な運営を余儀なくされました。
人と人との接触が感染を広げると言われている中、おむすびハウスを開催しても良いものかどうか、本当に、悩みの日々でしたが、運営委員をはじめボランティアの皆さんや三鷹市社会福祉協議会、三鷹市三鷹駅周辺地域包括支援センターなど関係機関の皆様の暖かいご支援をいただき、感染対策マニュアルをつくり、少人数での対面活動やオンラインでも行えるプログラムによって、なんとか継続できている状況です。この状況下でも、対面での活動は1か月に延べ100名以上の利用があり、立ち上げたZOOM講習会を通じて利用できるようになったオンライン参加者も毎回20名を超えています。
コロナ自粛が長期間続き、コロナうつ・認知症・フレイルが懸念されている中で、プログラムを楽しみに参加くださっている方がたくさんいらっしゃいます。地域の高齢者の皆さんの「おむすびハウス」への期待は大きく、今後も継続の必要性をひしひしと感じているところです。長年、我が家の懸案事項だった空き家を地域の皆さんに活用していただくことができ、コロナ禍においても、「おむすびハウス」を通じて出会った多くの皆さんたちと、築いてきた絆の大切さやありがたさをいっそう感じています。
このような中で、今回受賞できたことは大変嬉しく思うと同時に、いつも運営に尽力していただいているメンバーやボランティアの皆さん、利用していただいている皆さま、関係者の皆さまに感謝をお伝えしなければなりません。
今後とも、関係機関や行政のご指導、ご協力を得ながら、これを励みとして活動を続けていきたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。
季節の変わり目で気温の変化も大きく、新型コロナの収束も見られませんが、どうかくれぐれも、ご自愛ください。
2021年9月吉日
おむすび倶楽部友の会 藤原雅子
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5年前の2017年10月7日に、おむすびハウスはスタートしました。
日常的な居場所づくりの活動を通して、高齢者から若い世代までの幅広い年齢層の住民が、趣味を深めたり、友だちや仲間を作ったりしながら、心と体の健康を保ち、生き生きとした地域生活を過ごせる場を提供することによって、お互いに顔がわかる人間関係が芽生え、さらに、地域力に育っていくと考えました。このような気持ちに応えていただいた、オーナーの藤原ご夫妻の力で、おむすびハウスはスタートしました。
運営委員が特異なこと、好きなことを、無理しない範囲で概ね1時間半でできる活動を自ら企画して運営してきました。それが可能となっているのも、地域の皆さん、社協・ボラセン、包括支援センターのみなさまからのご理解と温かいご支援によるものと感謝しています。
一昨年より新型コロナウイルス感染防止のため、断続的に活動休止が続いています。高齢者は自粛で閉じこもることを余儀なくされて、体や心の体力が低下しています。早くいままで通りの活動を望む声が多く、これまでの活動の役割の大きさを再認識しています。
そのような中で、10月22日(土)の5周年記念フェスタを、たくさんの皆さんに支えられて無事に開催することができました。嬉しいことに思った以上の方々に来ていただき、座るところがなかなか確保できないくらいの盛況でした。
これから6年目の活動に入ります。「おむすびハウス」の土台の支えは、みなさんのご協力にかかっています。今後も、いろいろなプログラムに参加していただけるように、また、お手伝いに来ていただけるように、運営委員みんなでどりょくしていきたいと考えています。
引き続き、温かい目で見守ってご支援ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
おむすび倶楽部友の会代表 大久保 隆
役 職 | 名 前 |
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主宰者 | 藤原 雅子 |
代表 | 大久保 隆 |
副代表 | 土屋 洋子 山野希実江 |
会計 | 藤原 昇 |
沿革
●2017年
3月18日 杏林大学「生きがいづくりコーディネーター養成講座」修了式。藤原雅子、受講生に空き家 の活用法について相談。
4月 武蔵野市にある「テンミリオンはうす」「ふらっときたまち」「そーらの家」の見学。
6月 世田谷区にある「岡さんのいえ」、文京区内にある「こまじいのうち」を見学。
建物の改築工事開始。
23日 「地域交流サロンづくり」立ち上げの準備会。おむすび倶楽部友の会発足。会則制定。(以後、 7月14日、29日、8月25日、9月22日、30日に準備会を開催)
8月 建物改築完了。
9月 プレ・オープン。
10月 7日 オープニング・イベント。活動開始。
●2018年
4月14日 第1回弦楽四重奏演奏会開催(マグノリアカルテット)
5月12日 「春のおむすびまつり」開催。
10月 3日 1週年記念企画・金田一秀穂先生講演会開催。
10月 6日 第1回おむすび寄席開催。
10月10日 ボランティア懇親会開催。
●2019年
3月29日 一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団の活動助成対象団体に選ばれる。
5月30日 第1回そば打ち体験会開催。
5月31日 杏林大学医学部「地域体験学習」学生受け入れ。
9月21日 第1回おむすびシネマ開催。
10月 9日 ボランティア交流会開催。
10月17日 「歌声サロン」NHK花を咲くプロジェクト応募、NHK総合テレビで放映される。
11月 9日 利用者延べ1万人を達成、「歌声サロン」参加者北原さんに記念証。
●2020年
2月29日 新型コロナウイルス感染症の流行にともない、当面の間、活動を休止する。6月30日まで活動 休止を延長。
3月 「おむすびハウス通信」創刊号を発行。(発行は2019年11月付で)
小冊子『実績集2017〜2019』『三鷹に住んでよかった』を刊行。
「おむすびハウス通信」第2号発行。
6月22日 活動再開に当たっての感染防止の要項、利用のチェック表を策定。
7月 週1回程度の活動、オンラインによる活動の試行。
8月29日 H&C財団の発表会でおむすびハウスの活動をオンラインで報告(大久保代表)。
9月 感染防止を基本に活動再開。
11月 「おむすびハウス通信」第3号発行。
12月5日 新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない活動休止。
●2021年
2月 オンラインの活用と密を避けて活動を再開。
2月13日 東京ボランティアフォーラムの文化会「コロナ禍での居場所づくりの現在地」でおむ すびハウスの現状をオンラインで報告(大久保代表)。
3月16日 Zoomによるオンラインおむすびカルチャー第1回「川柳を楽しもう」開催。
4月18日 世田谷「岡さんのいえ」の皆さんとの交流会。
7月 「おむすびハウス通信」第4号発行。
9月26日 おむすびまちづくり講座講演会「音楽よもやま話 音楽にジャンルってあるの」(講 師・新井豊治さん)開催。三鷹市市民協働センター主催「みたか地域活動・NPOフォ ーラム」に参加。
10月19日 4周年ミニ企画「お琴演奏とお抹茶を楽しむ会」。
11月13日 おむすびまちづくり講座講演会「コロナ禍のコミュニティはどうかわるか」(講師・中 村陽一立教大学教授)開催。
11月27日 4周年ミニ企画「ヴァイオリンとピアノの演奏会」。
12月 「おむすびハウス通信」第5号発行。
●2022年
1月24日 新型コロナウイルスの感染拡大にともなうまん延防止重点措置が発令されたため一部 イベントを2月いっぱい中止する。
3月 活動再開。
4月 「おむすびハウス通信」第6号発行。
5月28日 スプリングミニマーケット開催。
8月 「おむすびハウス通信」第7号発行。
10月22日 5周年記念フェスタを開催。参加者160名。
12月 「おむすびハウス通信」第8号発行。
●2023年
2月25日 第20回おむすびカルチャー「アフリカプロジェクト 正しい仕事に人集まる〜心の点火 術〜」(講師・吉村司さん)開催。
3月4日から15日まで活動休止。
4月 「おむすびハウス通信」第9号発行。
5月20日 利用者延べ2万人を達成。記念証を授与。
7月28日 おむすび納涼会開催。
10月 「おむすびハウス通信」第10号発行。
10月28日 おむすびお庭でフェスタ開催。
12月11日 会名「おむすび倶楽部友の会」を「おむすびハウス三鷹」に改称する。
概要
●おむすびハウスとは
1階:おむすび倶楽部友の会主催プログラム
2階:レンタルスペース(市民活動に貸出ます)
※1時間600円。
●活動内容(予定)
☆介護予防の体操(ゆめ体操、ふまねっと など)
☆手づくりサロン
☆歌声カフェ
☆脳トレ健康麻雀
☆ママカフェ など
●開いている時間
毎週金曜日、第2・第4火曜日、第2・第4土曜日 9時30分〜1まん延防止6時
※日曜日はお休みです。
※上記時間以外でも、団体利用についてはご相談ください。
●会員
☆正会員 会の趣旨に賛同し運営にかかわる方。年会費1口3,000円/年
☆賛助会員 会の趣旨に賛同する団体及び個人。年会費1口1,000円/年
☆ボランティア会員 会の趣旨に賛同しボランティアで参画していただける方。年会費
無料。
●活動運営資金
ボランティアで運営しておりますので、ご寄付をご協力いただける方は、よろしくお願い
いたします。
なお、手作り作品を委託販売させていただき、売上の2割のご寄付をお願いしています。
ボランティア 募集
活動サポーター、カフェ運営スタッフ、楽器演奏、歌幕づくり、手作り作品の提供、掃除な
ど。
※詳細はお問い合わせください。